実店舗閉店のお知らせ |
2020年5月31日をもちまして、「青と夜ノ空」実店舗は閉じました。
(ちなみにコロナ禍とは関係がありません。前から決めていたことでした。)
店をスタートしてから、どれくらいの人にお世話になったのだろうと考えると気が遠くなるくらいたくさんいるので、数えきれません(笑)。
お客さまをはじめ、多くの方々に助けていただきながらの約5年8か月でした。本当にありがとうございました。
私の最大にして唯一の功績は「青と夜ノ空」という店名をつけたことだと思っています。
これからネーミング業でも始めようかと思うくらいです(笑)。
この名前が気になってご来店いただいたお客さまが多くいます。
どんな意味があるんですか?とよく聞かれましたが、特に意味はなく、自分の好きなものを並べただけですと答えていました。
考えた時はすごくいい名前!と思っていたのですが。ふと客観的に考えると本当にこの名前でいいのかとも思い始めました。
そんな時に出合ったのが長田弘さんの「冬の夜の藍の空」という詩です。
この詩が収録されていた雑誌が置いてあったのは以前、吉祥寺にあった「かうひいや3番地」でした。
その時の感覚は今でもよく覚えています。
背中がゾクゾクするような、心が震える(ちょっと大げさな表現ですが)とはこういうことかと思いました。
「冬の夜の藍の空」はキリッとしてどこか硬いような冬の夜空の壮大な情景が描かれています。
この詩に運命的なものを勝手に感じました。
そして、大好きな「かうひいや3番地」でこの詩に出合うことができたというのもうれしかったです。
やはり店名は「青と夜ノ空」でいいんだと確信しました。
私は今後もこの店名とともに歩んでいきたいと思っています。
自分の名前は自らつけることができませんが、自由に店名をつけられたというのは幸せなことでした。
今後の活動につきましては随時お知らせできればと思いますが、コロナ禍の状況でどのように動いていくかはまだ検討中です。
(ウエブショップ販売やイベント出店の活動は続けていきます。)
多くの人が生活や仕事、生き方などを考え直す機会となっているのではないでしょうか。私もその一人です。
コロナ前の状態に戻るというよりは、新しいアイデアや活動を生み出していける状態にしていきたいです。
改めて、これまで「青と夜ノ空」を応援して頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
そして、これからも引き続きよろしくお願い申し上げます。