
8月の「青と夜ノ空セレクト便」で送った本を紹介します。
幕の内弁当コース、8月のキーワード「走る」からイメージした本は「はしるってなに」(和合亮一 文、きむらゆういち 絵、芸術新聞社 発行)です。
東日本大震災および、東京電力福島第一原子力発電所の事故により、福島からおばあちゃんの住む青森に避難することになった少年の物語です。
仲のいい友達や住んでいた地域から離れ、寂しさや悔しさなど心の葛藤が描かれています。
「はしるということ たったひとりで」。
厳しい状況の中でも、少年は走り続けなければならないということを決意します。