
9月の「青と夜ノ空セレクト便」で送った本を紹介します。
幕の内弁当コース・9月のキーワード「伝える」からイメージした本は「バウムクーヘン」(谷川俊太郎 著、ナナロク社 発行)です。
これまで谷川さんは作品を通じてさまざまな試みに挑戦され、たくさんのメッセージを込めてきたのではないかと思います。
この本は、全てかなで書いた大人のための詩集。
ハハ、チチ、バアバ、ジイジ、アニ、アネ、イモウト、オトウトなど家族の呼び方をカタカナで表記。
家族の内容でありながら、人類や自然、生死に関することなど普遍的なものへと通じているように感じます。
装画はディック・ブルーナさん、装丁は名久井直子さんと豪華な顔ぶれです。