2018年9月「青と夜ノ空クルクル便」で送った本の紹介5

9月の「青と夜ノ空クルクル便」で送った本を紹介します。
「りかさん」（梨木香歩 著、偕成社 発行）です。
梨木香歩さんの小説は、どこか不思議で影を落としているような面もありつつ、愛情に包まれた優しさを感じることが多い気がします。

この小説は、主人公・ようこのところにおばあちゃんから贈られてきた黒髪の市松人形・りかさんが届くところから始まります。りかさんは人と言葉を交わし、心を通わせることができる人形だった・・・。一見、怖そう！？でもそんなことはなく、おばあちゃん、ようこ、それぞれの人生にりかさんが深く関わっている物語です。