
4月の「青と夜ノ空クルクル便」で送った本を紹介します。
夜コースで送った本は「器、この、名もなきもの」(祥見知生 写真と文、里文出版 発行)です。
あとがきに「ただ器を心底愛した人間が脇が上がる思いに衝き動かされて作った本」とある通り、祥見知生さんの器に対する思いがあふれた本です。
この本を読んで感じたのは、器は使う人とともに育っていくということです。
また、器を通して暮らし方の基本を教えてもらっている気もします。
祥見さんの文章は、言葉づかいが美しく、洗練されています。
そして、自然光で撮影したという写真も美しく、器の魅力がきちんと表現されていると思います。