2018年 04月 20日
2018年4月「青と夜ノ空セレクト便」で送った本の紹介3 |
キーワード:コミュニケーションからイメージしたのは「ゆきちゃんせいちゃん往復書簡」(田島征彦、田島征三 著、高知新聞社 発行)です。
この本は以前から気になっていて、どこかのタイミングで送りたいと思っていました。
一卵性双生児であり、画家・版画家である田島征彦さんと田島征三さんの往復書簡です。
絵本もたくさん制作されているので、ご存知の方も多いかもしれません。
一番近い存在とも言える双子、また同じ仕事をするライバルでもある二人。
性格が正反対で、お互いを認めつつも、反発しあうようなところが随所に見られます。
田島征彦さんのあとがきに「ぼくら、双生児の兄弟だから、誰よりも互いに理解し合えると思っていた。それが大きな間違いだった。」とあります。
お互いを思いやりつつも、ストレートに意見をぶつける、その関係性が興味深いです。
それぞれの手紙には土佐弁が混じっていてテンポが良く、挿絵も素晴らしく、楽しく読むことができます。
by ao-yoru-sora
| 2018-04-20 18:53
| 本