
3月に送った「青と夜ノ空セレクト便」サンドイッチコースで送った本を紹介します。
『絵と言葉の一研究「分かりやすい」デザインを考える』(寄藤文平著、美術出版社発行)です。
アートディレクター、イラストレーターの寄藤文平さんのこれまでの仕事と考え方をまとめた本です。
ものづくりという点で、デザインもその中の一つだと捉え、選びました。
この本を読んである意味、哲学書のような気もします。
特に、第3章「絵と言葉」が興味深かったです。
絵と言葉は対立していると捉えがちですが、実は性質が違うだけだということ。
また性質の違う絵と言葉が組み合わさると、この2つとは全く違う性質のものになるetc。
その他、寄藤さんがよく使うというポールペン「ハイブリッド」(ぺんてる)の使い方について、また第4章「本と装丁」で装丁を考える話なども興味深い話でした。