2016年 10月 20日
10月の「青と夜ノ空セレクト便」で送った本4 |

キーワード“音”からイメージした本は、「ソナチネの木」(岸田衿子 著、安野光雅 え、青土社発行)です。
詩人・童話作家の岸田衿子の言葉と、画家・絵本作家の安野光雅さんの絵で構成されています。
不思議な森の中に迷い込んだような感覚を覚えた本。
冒頭の言葉
「小鳥が一つずつ 音をくわえて とまった木
その木を ソナチネの木 という」
からすでに、“音”や“歌”が聞こえてくるような気がしました。
岸田さんの一つ一つの言葉の使い方、安野さんの絵のタッチや色使いが美しいです。
また所々、文書のレイアウトが曲がっていたり、逆さまになっていたりと遊び心があります。
※現在、本書の在庫はありません。仕入れることがあれば、お知らせします。
世の中にはたくさんの本があふれていて、その中から自分が知ったり、読んだりする本は限られています。
ですから、出会った本というのはどれも貴重な存在だと改めて思いました。
by ao-yoru-sora
| 2016-10-20 16:38
| 本