10月の「青と夜ノ空セレクト便」で送った本３

10月の「青と夜ノ空セレクト便」幕の内弁当コースで送った本を紹介します。

キーワード“音”からイメージした本は「なみ」（スージー・リー作、講談社発行）。

韓国出身の芸術家、イラストレーターのスージー・リーさんの絵本です。

この絵本は言葉がなく、イラストのみで構成されています。

海に遊びにやってきた女の子と海のなみ、そしてカモメが登場します。

ページをめくる度に、なみの“音”やのびのびと遊ぶ女の子の“声”が聞こえてきそうです。

女の子の呼びかけに、なみがダイナミックな動きで呼応しているように見えます。

これは、スージー・リーさんの絵の力だと思いますが、すばらしい絵本だと感じます。

なみの“音”を想像しながら、読書が楽しめます。

※現在、この本の在庫があります。

今回のキーワード“音”から本を選ぶのはなかなか難しく…（自分で設定しておいてなんですが）、これだ！と思うような本に出会うまで時間がかかりました。

「なみ」を見つけたら、突破口が開いたように他にもいい本が見つかりました。

セレクト便を送るようになって、自分にとっていい勉強になっています。