2016年 06月 18日
6月の「青と夜ノ空セレクト便」で送った本2 |

キーワード“香り(におい)”からイメージした本は、
「珈琲のことば 木版画で味わう90人の名言」(箕輪邦雄著、平凡社発行)です。
さまざまな“香り(におい)”がある中で、珈琲の香りをイメージした本を一冊、セレクトしたいと思いました。
本書は木工画家・箕輪邦雄さんが好きな珈琲にまつわる古今東西の言葉を綴った作品集です。
時代を超えて、またさまざまな国の人が珈琲について考えることや話したいことがあることに驚きます。
珈琲の香りや色、味には人を引きつける何かがあるのかもしれません。
たとえ珈琲が好きでなかったとしても、本書に書かれている内容に共感したり、ピンとくるような内容があるのではないかと思います。
また、この本のもう一つの特徴である木版画。
あとがきに「今回、仮名文字混じりの日本語文章を横書文として木版摺りにしたところ、行間などにリズム感もあって合性のいい味合いを知りました。」と書いてあります。
木版画の文字と珈琲のイメージがぴったりと合った本だと思います。
※現在、本書の在庫があります。
by ao-yoru-sora
| 2016-06-18 16:36
| 本