2016年 01月 11日
お正月に読んだ本 |
2016年がスタートしました。
今年もよろしくお願いします。
お正月に読んだ本を一冊、ご紹介します。
「17歳のポケット」(山田かまち著、集英社発行)。
山田かまちさんは、群馬県高崎市出身の人で子どもの頃から絵や詩を創作していた人。
17歳の時にエレキギターの練習中に感電死してしまいます。
山田かまちさんを知ったのは、多分、私が高校生の頃。
何の本を見たのか忘れてしまったのですが、小学校の頃に描いた牛などの動物の絵を観て、本当にびっくりしました。
動き出しそうなくらい迫力があり、動物の特徴を捉えた絵です。
そして、若くしてエレキギターで感電死したというのがとにかく衝撃的でした。
昨年秋に群馬・敷島公園にある「the place」に伺った時、この本がありました。
久々に、山田かまちに会えた!とうれしかったですね。
本のケースの顔写真、インパクトがあります。
力強い目と太い眉。
一度見たら、忘れない顔です。
この本には、山田かまちさんの絵や詩が収録されています。
詩を読んでみると、いろんな葛藤が感じられます。
痛々しいくらいです。
自分とは、人とは、幸せとは、自由とは…、突き詰めて考えていた人。
子どもの頃からこんなことを考えるのか!?と思うくらいです。
「ぼくには24時間では足りないよ」というのが口癖だったそうです。
短くて密度の濃い17年間。
人の人生は長さではないのですね。
今、山田かまちさんが生きていたら、どんな大人になってどんな作品を残していたのか気になります。
by ao-yoru-sora
| 2016-01-11 17:20
| 本