2015年 09月 13日
「UN DEUX アン ドゥ」 |
「UN DEUX アン ドゥ」新装版(渡邉良重 絵、高山なおみ 文、リトルモア発行)。

渡邉良重さんの世界観が本当にすばらしい絵本です。
そして料理家・高山なおみさんが書き下ろした物語。
本のつくりは、左右交互にページを開くようになっていて、1ページずつめくるたびに絵と物語がつながっていきます。
“わたしは 手紙のにおいを嗅ぐ子供でした”から始まる物語。
ページをめくっていたら、本にもにおいがあると感じました。
特に古本には懐かしいような、ときにはちょっと埃っぽいような紙の独特なにおいがします。
においからたどる思い出や記憶ってあります。
子どもの頃に感じた大人への憧れや、大人になってから感じる寂しい気持ちetc…。
物語の中に、“気持ちのにおい”という言葉が出てきます。
素敵な言葉です。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
また、10月17日(土)に開催予定のワークショップ「ブーケコサージュをつくろう〜絵本の世界をイメージして〜」では、この「アン ドゥ」を取り上げます。
講師のharihariさんに、この絵本からイメージしたブーケコサージュを作ってもらいました。
当日は、参加者の皆さんが思い思いにイメージする作品を作っていただきます。
ご興味ある方はぜひご参加ください。
by ao-yoru-sora
| 2015-09-13 19:07
| 本