2015年 08月 30日
「家」みん佐穂展 開催 |
8月21日(金)〜8月26日(水)、「家」みん佐穂展を開催しました。
さまざまな色、描かれたモチーフもさまざま。 たくさん並べたら、おもしろい雰囲気になりました。 
みん佐穂さんの好きな本、絵のアイデアの参考となった本も展示。 フランスの作家、アンリ・ボスコは初めて知りました。 その他「海からの贈り物」(アン・モロウ・リンドバーグ著)もおすすめの本だそうです。 

絵を描いていると、どんどん雰囲気などが変わっていくそうです。
みん佐穂さん、はじめての個展です。
当初、紙に水彩とペンで描いた絵を展示予定でしたが、展示の仕方などを考えてキャンパスにアクリルガッシュで描いた絵がメインとなりました。
みん佐穂さんは岩手県遠野市の出身。
5歳〜7歳まで住んだ家は、山に囲まれた雪深い場所。
その家が取り壊されても、ずっと彼女の心の中にずっと住み続けていたそうです。
「家」って何だろう。
その思いを表したのが今回の展示でした。
みん佐穂さんのツイッターに「幼年期の事実の地図のような絵です。内省的な絵は描いていてあまり楽しいわけではない面もあるのですが、どういうかたちでもいいから残さなければ、という個人の脆さから描くことができました。」とありました。
壁に飾った絵を見ての最初の印象は、楽しそうなイメージでした。
それが色のせいなのか、絵のタッチのせいなのか…。
結果的に冬の風景になったということでしたが、白とピンクの配色が桜に見えたり、ケーキのクリームのようにも見えたり…。
観る人によって印象は違うでしょう。
さまざまな思いが込められた絵から、私は楽しさを感じとったのかもしれません。
下の作品は、ティーパックに水彩で描いたもの。



これからのみん佐穂さんの作品がどんな風に変わっていくのか楽しみです。
by ao-yoru-sora
| 2015-08-30 15:09
| ギャラリー