2015年 02月 03日
「スープ」 |
「スープ」(細川亜衣 著、在本彌生 写真)。
スープ32皿のレシピとエッセイが載っています。
第一印象は表紙、本の厚みから、迫力があってかっこいい本というイメージでした。
表紙の帯の写真は3パターンあります。
もう一ついいなと思ったのが、スープの名前が素材の名前になっているところです。
例えば「新じゃがいも・新玉ねぎ・トマト」といった具合です。
細川さんの素材へのこだわりが感じられます。
最初、見た時びっくりしたのが「馬・しいたけ・きくらげ」でした。
馬=馬肉のことですが、肉が抜けると何だか食材でなく、動物としての馬をイメージするような!?
ところで、本書で紹介されているミネストローネの作り方は、細川さん流のルールで動物性の旨味は加えないそうです。
よくベーコンなど入れますが、野菜だけの旨味で十分とのこと。
細川さんが以前、滞在していたイタリアではミネストローネは野菜のみのドロッとしたスープだったそうです。
細川さん流のミネストローネ、作ってみようと思います。いつか!
スープで一冊の本が作れるくらい、スープは作れば作るほど、知れば知るほど、奥深い料理であると思います。
by ao-yoru-sora
| 2015-02-03 16:33
| 本