2014年 10月 23日
「カンタと刺子」展 |

現在「カンタと刺子ーベンガル地方と東北地方の針仕事」が展示されています。(期間は11月24日まで)
カンタとは、旧ベンガル地方(今のインド西ベンガル州とバングラデシュ)で作られた刺子のことだそうです。
中央に蓮の花、四隅にペーズリーを入れるのが基本で、その他、木や花、魚、象、馬などの動植物やハサミ、ナッツカッターなどの身の回りのものなどもモチーフになっています。
婚礼や祭で使った敷布などが展示されており、絵画や絵日記を見ているようなストーリーのある図柄がたくさんありました。
いや〜、びっくりするくらい素敵でしたよ。
もう一つの東北地方の刺子は、青森県の「津軽のこぎん」「南部の菱刺(ひしざし)」、山形県の「庄内刺子」などが紹介されていました。
こちらは藍染めの刺子で、雪国ならではの工夫が施されたものです。
厚手の足袋に刺子がされたものは、室内履きにいいかも…と思いました。
カンタと東北地方の刺子、タイプは全く違いますが、両方ともその地域に住む女性が日常の暮らしの中で工夫をしながらつくり上げている点が共通しているところだそうです。
良いものを鑑賞できて、すっきりとした気持ちになれました〜。
by ao-yoru-sora
| 2014-10-23 17:16
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