2014年 07月 14日
「聞く力 心をひらく35のヒント」 |
「聞く力 心をひらく35のヒント」(阿川佐和子著)。
言わずと知れたベストセラー本です。
最近、シリーズ第二弾「叱られる力 聞く力2」が発行されました。
阿川さんがこれまでの雑誌の対談やインタビューなどで経験したエピソードやそこから得た聞く時の心得が記されています。
インタビューの基本は、まずは相手の話に集中する、相手にきちんと聞いているという誠意を示すことだそうです。これって、当たり前のことのようで、意外とできないことだと思います。
私自身、以前、編集の仕事で取材する際に、質問をたくさん用意して話したつもりが、後から大切なことを聞いてなかった…、と思ったことが何回もあります。質問することばかり考えていて、相手の話に集中していなかったと反省しました。
この本の中でおもしろいと思ったエピソードが、俳優の渡部篤郎さんとの対談です。
渡部さんとの話が全く盛り上がらず、これは失敗だと思ったそうです。でも最後に渡部さんが「こういう対談、もっともっと、たくさんやったほうがいいですよ。非常に話しやすかった。」と話してくれたそうです。
楽しくなさそうと思った人でも、心の中で楽しいと思っているかもしれない、勝手に決めつけるのはよそう、という結論に達したそうです。
色々な人がいるってことですね〜。
by ao-yoru-sora
| 2014-07-14 21:43
| 本