2014年 07月 11日
「ウイスキー!さよなら、ニューヨーク」 |
「ウイスキー!さよなら、ニューヨーク」(宮本敬文著)。
この本は、表紙の写真が気に入って、即購入した覚えがあります。
写真家、宮本敬文さんが大学卒業後、一人前の写真家になるために行ったニューヨークでの生活を綴ったエッセイです。
ニューヨークでの生活は、挫折や孤独を味わい、貧乏な生活で大変だったようですが、いつも傍らに愛犬ウイスキーがいました。
ウイスキーはアニマルシェルターから譲ってもらった犬です。
毛の色がウイスキーの液体のような黄金色をしていたことから、ウイスキーと名付けられました。
エピローグで記されている
「彼の愛情にいつも甘えていた。彼に頼ることで僕は前に進むことができた。」
宮本さんにとってウイスキーと出会い、生活した日々がかけがえのないものだったことがよくわかります。
掲載されている「イーストビレッジのドッグランに向かう途中」という写真のウイスキーの顔つきが凛々しく、人間のように見えて印象的です。
by ao-yoru-sora
| 2014-07-11 20:38
| 本