
「村上ラヂオ」(村上春樹 文、大橋歩 画)は、「anan」に連載されていたエッセイです。
村上さん曰く、20歳前後の若い女性が読む雑誌で読者が何を求めているのか見当がつかないので、とにかく自分の書きたいことを書きたいように書くことを心がけたそうです。
という訳で、たまにどうでもいい話!?もありつつ、楽しく読めるエッセイです。
大橋歩さんのユーモアのある銅版画がこれまた素敵です。
最近、読み返して気になったのが「おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2」にて出てくる“あざらしオイル”(あざらしの脂肪から作られたサプリメント)です。
北極圏のイヌイットは野菜を食べずに動物性の食品のみ食べているが動脈硬化がほとんどなく、その理由があざらしの肉にあるそうです。
カプセルのものは日本で購入できますが、生の油のものはノルウェイ・オスロでしか購入できないそうです。
その生の油の方がとてつもなく生臭いらしいです。
どのくらい生臭いのか気になりますが、自分で購入する気にはならないですね、きっと。