2015年 01月 26日
「幸服の重ね着」 |
「幸服の重ね着」(柿本 景著)。
西荻窪の洋服屋さん「poefu(ポエフ)」の店主、柿本さんが綴った服にまつわる話。
服、そして作り手への愛情がたっぷりとつまった一冊です。
デザインはもちろん、生地や縫製などの知識が豊富で、また服が生まれる背景やものづくりに対する考え方なども紹介されています。
柿本さんの文章は叙情的と言いますか、表現の仕方が詩のような印象を受けました。
「poefu」には何回か行ったことがあります。
一度、柿本さんから「ミナ ペルホネン」のシャツについて色々と説明してもらいました。
シャツのデザインや形、色などについて、次から次へと事細かく話してもらい、私の方はへぇ〜と感心するばかり…。
これだけ説明してもらえば、買う側も納得して購入するんだろうなと思いました。
本書の写真も美しいです。
なかでも「EEL(イール)」というブランドの「サクラコート」を着た柿本さん一家の写真は、笑顔がすばらしく良い写真です。
by ao-yoru-sora
| 2015-01-26 15:15
| 本